ベスト・オブ・小説家(2)「佐藤正午」(日本)
ビコーズ (光文社文庫)
もしかしたら、佐藤正午はそんなに凄い作家ではないのかも知れない
そんなことも冷静に判断できないくらい、自分はこの作家と、この作家の作品が好きだ
自分のこれまでの人生において、なぜか常に運命的な何かを感じ続けてきた作家
人生におけるターニングポイントで、必ず彼の作品に出会ってきた
たまたまなのかも知れない、本当にただの偶然だろう
ただ、だからこそ、印象は強く、今でも運命的なものを感じざるを得ない
佐藤正午の作品を読むたびに、自分の感情はいつも豊かに揺さぶられる
時に、ギリギリと胸が締め付けられるような、また時にとてつもなく胸を熱くさせられるような
そんな感情の揺さぶりを、どの作品も、いつも決まって与えてくれる
もしかしたら、そんな揺さぶりを自分の心が求める時に
本能的に、自ら佐藤正午の作品を手にとっているのかもしれない
特に20代からの10数年間、いつも自分の傍には佐藤正午の小説があった
非常に個人的な体験として、佐藤正午無しでは、生きられない人生になった
個人的に最も印象に残っている順番で、
皆さんにぜひ読んでもらいたい作品を紹介
永遠の1/2 (集英社文庫)
ジャンプ (光文社文庫)
Y (ハルキ文庫)
恋を数えて (角川文庫)
バニシングポイント (集英社文庫)
5 (角川文庫)
身の上話 (光文社文庫)
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